一言で区別すると

グローバルIPはインターネットから見えるアドレス、プライベートIPは家庭や職場のネットワーク内で端末を区別するアドレスです。ルーターは複数のプライベートIPからの通信を、1つのグローバルIPを使ってインターネットへ送ります。

同じWi-Fiにつながるパソコン、スマートフォン、テレビには、それぞれ異なるプライベートIPが割り当てられます。一方、Webサイトからは同じグローバルIPを使っているように見えることがよくあります。そのため、IP確認ページの値とスマートフォンのWi-Fi設定の値が違っていても正常です。

グローバルIPとプライベートIPの比較

項目グローバルIPプライベートIP
使用範囲インターネット全体家庭・社内などのローカルネットワーク
割り当てインターネット回線やホスティングの事業者ルーターやネットワーク管理者
別の場所との重複同じ時点の公開ネットワーク上では一意別の家庭でも同じ範囲を利用できる
確認場所IP確認Webページ端末・ルーターのネットワーク設定
代表例回線に割り当てられた外部アドレス192.168.0.15、10.0.0.5

代表的なプライベートIPv4の範囲

IPv4では、内部ネットワーク用に3つの範囲が予約されています。次の範囲は、公開インターネット上の宛先として直接ルーティングされません。

  • 10.0.0.0~10.255.255.255:大規模な企業・組織でよく利用
  • 172.16.0.0~172.31.255.255:企業や仮想ネットワークでよく利用
  • 192.168.0.0~192.168.255.255:家庭用ルーターで特によく利用

169.254で始まるアドレスは、ルーターから正常にアドレスを取得できなかった端末が自動的に設定した可能性があります。インターネットにも接続できない場合は、Wi-Fiの再接続、ルーターの状態、IPアドレスの自動取得設定を確認してください。

複数の端末が1つのグローバルIPを共有する仕組み

ルーターは内部端末からの要求を受け取り、自身のグローバルIPを使ってインターネットへ送り、戻ってきた応答を元の端末へ届けます。この変換は一般にNATと呼ばれます。1回線で多くの端末を利用でき、限りのあるIPv4アドレスも節約できます。

回線事業者側でも共有されることがあります

モバイル回線や一部の固定回線では、事業者のネットワーク内で複数の契約者が1つのグローバルIPv4を共有します。この場合、ルーターのWANアドレスとWebサイトに表示されるグローバルIPが異なることがあります。自宅の端末へ外部から直接接続する必要がある場合は、到達可能なグローバルIPが提供されるかを回線事業者に確認してください。

それぞれのアドレスを確認する方法

  1. グローバルIP:自分のIPを確認を開き、上部のアドレスを確認します。
  2. WindowsのプライベートIP:設定 → ネットワークとインターネット → 現在の接続 → ハードウェアのプロパティでIPv4アドレスを確認します。
  3. スマートフォンのプライベートIP:接続中のWi-Fiネットワークの詳細を開きます。
  4. ルーターの外部アドレス:ルーター管理画面のインターネットまたはWANの状態を確認します。

ルーターのWANアドレスとWebページのグローバルIPが同じなら、ルーターがグローバルIPを直接受け取っている可能性があります。異なる場合は、回線事業者側のアドレス共有、組織のゲートウェイ、VPNなどを経由している可能性があります。

よくある質問

192.168で始まるアドレスはすべてプライベートIPですか?

192.168.0.0から192.168.255.255まではプライベートIPv4の範囲です。公開インターネットでは直接ルーティングされず、家庭や職場の内部ネットワークで主に使われます。

グローバルIPとプライベートIPが同じになることはありますか?

一般的なルーター環境では異なります。端末はプライベートIPを使い、ルーターがグローバルIPでインターネットと通信します。ただし、端末を回線へ直接接続する特殊な構成では、端末にグローバルIPが設定されることがあります。

プライベートIPを他人に教えると接続されますか?

同じ内部ネットワークにいなければ、通常は接続できません。外部からの接続には、グローバルIP、ルーターの転送設定、ファイアウォールの許可なども必要です。